刊行物の紹介:正かなづかひ 理論と實踐 第5號(はなごよみ・発行)

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表紙
[正かなづかひ 理論と實踐 第5號 表紙]

内容見本(PDF形式)

 前号に比べて厚みがかなり増えました。「国語問題文献紹介」だけで139頁つまり半分を占めてゐますが、「漢字を無くしたい」「歴史的仮名遣を無くしたい」と云ふ考へを持つてゐた人がどのやうな主張をしてゐたのか、逆に「漢字仮名交じり文」「歴史的仮名遣」を守りたい人の主張について、概要を読む事の出来る資料集です。
 表紙は前號に引き続き、野嵜貴子さんによる素敵なイラスト。

巻頭言(押井徳馬)
特に意味はなし2(コシヌケ1040)
正かなエッセイ

【特輯・国語問題】
国語国字問題概略年表(押井徳馬)
国語改革以前の部省の漢字政策案(名賀月晃嗣)
現代仮名遣を糾す(名賀月晃嗣)
明治三三年のぼーびきかなづかい(はいおく)
仮名、漢字そして歴史、伝統、文化(大楠公真茂)
一億總奴隷化(靑田三太郞)
口語体の仮名遣ひについて(伊川清三)
他人に依存する「断捨離」ライフ(押井徳馬)
正仮名遣ひを実践するための自動詞と他動詞の派生関係(佐藤正彦)
上方語文法入門 へん篇(彊)
所謂康煕字典体に関する一考察(伊川清三)
國語と哲學(遠山信男)
假字大意抄翻刻(中山陽介)
角川「短歌」に見る、正かな・新かなの割合(酒井景二朗)
早稻田大學文學部・英文學關係者の正かなづかひ使用者について(古北・野嵜健秀)
正仮名への誘ひ(いとうはむこ)
余は如何にして正仮名支持者となりし乎(blueday)
ひねくれ者のための広辞苑前文方式(伊川清三)
文語詩ノスヽメ(押井徳馬)
正字正かな学習者の為のボット紹介(押井徳馬)
国語問題文献紹介

【小特輯・ラヂオ】
Far East Broadcasting Company(古北)
北の國から飛ぶ電波(押井徳馬)

【その他】
書評コーナー
短歌六首(酒井景二朗)
明治の精神の礎を創つた吉田松陰『講孟剳記』を読む(大楠公真茂)
めんへらん星人と赤い結晶(刑部しきみ)
たまに行くならこんな聖地巡禮 宮澤賢治二〇一三(佐藤俊)
東京旅行記(まりん)
紙の闇黒日記(野嵜健秀)
原稿を書いてみませんか/編輯後記)

2013年12月初版発行、A5/356ページ/オンデマンド印刷/表紙カラー、本文モノクロ/定価1,500円

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